明確な時期が予測された南海トラフ巨大地震!
我々大阪に住む人にとって、一番関心の高い地震といえば、『南海トラフ巨大地震』ではないでしょうか。
マグニチュード8〜9クラスの地震が、30年以内に発生する確率はなんと80%。明日来るかもしれないこの巨大地震ですが、最近の研究では、なんと明確な時期が予測されているのをご存知でしょうか。
そもそも、地震はなぜ起こるのか?を簡単に説明します。
地球の表面にはプレートと呼ばれる、十数枚に分かれた岩石の板によって覆われています。このプレートは、地下から上昇してきたマグマが冷えて固まることにより、新しく作られ、年間数センチほど左右に広がっていくそうです。
押し広がったプレートは、大陸側のプレートの下へも沈み込み、これが原因で大陸側のプレートにひずみがたまっていき、限界に達すると一気に跳ね上がる。この振動が地震です。
日本列島は、北米プレート、太平洋プレート、ユーラシアプレート、フィリピンプレートの4枚ものプレートの境界に位置し、これらのプレートはそれぞれバラバラの方向に動いています。
日本に地震が頻繁に起こるのは、こうした環境に位置しているからですね。
プレートに囲まれた日本にいる限り、地震は絶対に避けて通れません。定期的にやってくる災害にどう備え、起きた時にどう対応するかが本当に大事になります。
南海トラフとは、駿河湾から日向灘へ伸びる形で存在している細長い海底盆地のことで、ここを震源地として起こる地震のことをいいます。
歴史的にみると、約100年から150年の周期で必ず起こっていて、次の地震も必ずややってくるでしょう。
冒頭で書きましたように、次の南海トラフ巨大地震が起こる時期を、ある大学教授が明確に伝えているんです。
それが2035年なんです。
なぜそのような事がわかるのか。
実はある場所での研究結果によって導かれています。
参考に、こちらの鎌田教授の本をお勧め致します。
南海トラフ地震を予知できる場所は、高知県にある室津港という小さな港だという。
この沿岸一体は波風が荒く航行の難所であることから、昔から避難港として重要な役割を果たしてきました。
そんな室津港は過去、南海トラフ巨大地震が起こるたびに、地盤が隆起していて、この現象から次の地震が起こる時期を予測できると鎌田教授は言います。
過去、何度も南海トラフ地震の被害にあったこの場所は、地震のたびに隆起と沈降を繰り返してきました。そして、直近の3回のデータを見ることで、次の発生時期を予測可能にしています。
例えば、1707年の宝永地震では、1.8メートル隆起。その147年後の1854年の安政地震では1.2メートル隆起しています。直近の1946年の南海地震では、1.15メートル隆起。
隆起のあとは一定速度で地盤が沈降していき、0メートル地点に戻ると次の地震が発生しているんです。沈降する速度が一定であることから、次の地震は計算上2035年と予測できたのです。
これはかなり信憑性のある研究結果ですね!
また、過去2回の地震の隆起は、3回前に比べると隆起の高さは低く、エネルギーが解放されていない可能性がある為、次の地震は非常に大きな地震になる可能性も秘めています。
しかも、もっと長い歴史で見たとき、南海トラフ地震は3回に1回が大規模校の傾向があることから、次の地震に対して大きな警笛を鳴らしているわけです。
2035年であると予測はされていますが、それでもいつ起こるかわからない巨大地震。だからこそ、食料や水、防災グッズを準備し、想定した訓練も心がけておきたいですね。
自分や大切な人を守るためにも!
天災は忘れた頃にやってくる。
肝に命じておきたいです。