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住宅ローンは今も変動?それとも固定?

不動産の知識

いよいよ10月に入ろうとする季節に日中はまだ30度を超えるみたいですね。体調管理をしっかりしないといけませんね。

さて、三菱UFJ銀行などメガバンクを中心に、10月から住宅ローン変動型の基準金利を引き上げるようです(といっても0.15%ほどです)。

最近は、住宅ローンを変動から固定へ変更したほうがいいですか?とか、これから住宅を購入する場合、固定で組んだほうがいいですよね?みたいな相談をよくいただきます。

損得だけではなく、それぞれの考え方があるので正解はありませんが、「なるべく金利を抑えることが良い選択」と仮定した場合において、私なりの考えがあるので、ブログで紹介させて下さい。

現在、三井住友銀行住宅ローンの超長期固定金利型の金利は、2.6〜3.1%です。ここでは最も良い2.6%で計算しましょう。

■事例■ 35歳 購入価格 4,000万円
超長期金利型2.6% 35年

この場合、総返済額は約6,097万円。
総返済金利額は約2,097万円となります。35年間一生金利は上がらないという安心感があります。

では変動金利型で借りた場合の2パターンを見ましょう。

■事例2■ 35歳 購入価格4,000万円
変動金利 0.625%(現在の0.475から0.15アップで計算)

この場合の総返済額は約4,455万円。
総返済金利額は約455万円。
固定金利を選んだ場合とその差はなんと1,642万円にもなります! 

いや、変動金利は上がっていきますよね!固定金利よりも上がっていったらどうなるかが知りたい!?と、ほとんどの方が考えると思うので、変動金利が徐々に上昇していったパターンを事例3として紹介します。

■事例3■ 35歳 購入価格4,000万円
変動金利当初0.625%
5年後1.225%、10年後1.825%、15年後2.425%、20年後から3.025%と5年ごとに0.6%もアップ

この場合の総返済額は約5,400万円。
総返済金利額は約1,400万円。
先程の全期間固定型よりも697万円も金利は低い計算になります。

もう、分かった方もいると思いますが、住宅ローンを組む場合、ほとんどが「元利均等方式」を選んでいます。

元利均等方式とは、毎月の返済額が一定になるよう計算されたもので、内訳は返済が進むほど元金が減る仕組み。

ということは、逆に言えば返済当初に金利を多く支払う仕組みなのです。

なので、ローンを組んだはじめの期間の金利をいかに低くするか?が、なるべく金利を抑えることに適していると言えるんです。

結論、私は変動金利でいいと考えてます。

ただ、何を軸に考えるか?は、人それぞれの時代。一つの考え方として参考にしてもらえたら幸いです。

回りで「借換えた方がええかな?」「家を購入するけど、ローンどうしたらええかな?」という相談がありましたら、一つの参考に使って下さいね。

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