アパートに蟻が大量発生したらどうする?発生する理由や駆除方法をご紹介
アパートなどの賃貸物件に住んでいて、部屋のなかで蟻を発見したことがある方もいると思います。
もし部屋のなかで蟻が大量発生してしまったら、どうしたら良いか焦ってしまうでしょう。
今回は、アパートに蟻が大量発生したらどうしたら良いのか、蟻が発生する理由や駆除方法についてご紹介します。
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アパートに蟻が発生する理由
アパートの部屋で蟻を見つけたら、蟻が発生する理由を知って、対策を立てる必要があります。
ここからは、アパートに蟻が発生する理由について解説します。
蟻はどこから侵入する?
アパートの部屋で蟻が発生していたら、蟻がどこから侵入してくるのかを明確にすることが重要です。
アパートに蟻が侵入してくる場所として考えられるのは、壁や押し入れなどにある小さな隙間です。
蟻はとても小さいため、見えないくらい小さな隙間からでも、部屋のなかに侵入できます。
また、玄関の隙間や窓のサッシから侵入してくるケースも多いです。
ほかにも、ベランダに置いた植木鉢に蟻がいて、そこから室内に侵入してくるパターンもあります。
また、排水溝をつたって蟻が部屋に侵入してくるケースもあるので、注意が必要です。
さらに、侵入してきたわけではなく、昔からアパートの壁のなかや、タンスの裏などに蟻が棲みついていたケースもあります。
蟻が発生しても、蟻が数匹いた程度では、蟻の侵入してきたルートはわかりにくいものです。
行列をつくっている状態であれば、その行列をたどれば侵入ルートが突き止められますが、多くの場合人目につきにくい隠れた場所が侵入場所であるケースが多いです。
蟻の種類
蟻の駆除を考えるうえで、蟻の種類も知っておく必要があります。
アパートで発生する蟻には、以下のような種類が想定できます。
●イエヒメ蟻
●ヒメ蟻
●ルリ蟻
イエヒメ蟻は、赤褐色や黄色の体が特徴的な蟻で、あたたかい場所を好みます。
繁殖力が強く、家のなかに発生する蟻のなかでも、とくによく見られる種類です。
ヒメ蟻は、腹部が黒くて大きく、その他の体は茶褐色をしている蟻で、あたたかい場所が好みのため、暖房が効いている冬の部屋に発生しやすい蟻です。
ルリ蟻は、黒色で光沢があり、梅雨や秋雨の季節になると屋内に避難してくる特徴があります。
食べ物が理由で侵入することがある
蟻が室内に侵入してくる理由としては、食べ物が原因のケースが多いです。
蟻は甘いにおいに誘われて集まってくる習性があるため、甘いにおいを放つ食べ物には注意が必要です。
蟻はとくに果実が好物だといわれており、たとえばバナナのようににおいが強い果実では、すぐににおいにつられて集まってくる傾向があります。
ほかにも、お菓子のカスなど、こぼした食べ物を放置してしまうと蟻が発生する理由になってしまうでしょう。
においに敏感な蟻は、食べ物があればアパートの2階でも侵入してくるため、上の階に住んでいるからといって安心はできません。
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アパートに蟻が大量発生してしまったらどうすれば良い?
アパートにもし蟻が大量発生してしまったら、パニックになってしまうかもしれませんが、まずやるべきことを知っておくと落ち着いて対応できます。
ここからは、アパートに蟻が大量発生してしまったらどうすれば良いか、その対処法をご紹介します。
大家さんや管理会社に連絡
住んでいるアパートの室内で蟻が大量発生したら、まずは大家さんや管理会社に連絡をしましょう。
連絡をするときには、状況を具体的に把握したうえで連絡をすることが重要です。
蟻の大量発生を見つけたら、まずは蟻の数はどのくらいか、もしわかれば蟻はどこから侵入しているのか、何が原因で蟻が発生しているのかを確認しましょう。
可能であれば、写真を撮っておくと証拠になるうえ、説明するときにもわかりやすくて便利です。
報告後、大家さんや管理会社がどう対応するかは相手の判断によって変わってきますが、大家さんのほうで対応してもらえる可能性もあります。
自分で勝手に対応せず、まずは連絡したうえで指示を仰ぎましょう。
駆除する義務はだれにあるか
蟻が大量発生したとき、その蟻を駆除する義務がだれにあるかは、状況によって変わってきます。
もし、蟻が侵入してきた場所が窓の隙間など普通の場所で、侵入してきた原因が入居者が食べ物を放置していたことにあったとき、責任は入居者にあると考えられます。
そのときは、駆除する義務は入居者にあると判断されるケースもあるでしょう。
一方で、蟻が侵入してきた場所が、本来はあるはずのない壁の隙間だったときは、これを放置した状態で賃貸に出した大家さんの責任であると考えられます。
そのときは、大家さん側に駆除する義務が発生する可能性があります。
また、状況によっては、大家さんと入居者で費用を折半するケースもあるため、まずは蟻がなぜ大量発生したのか理由を明確にしたうえで、相談してみると良いでしょう。
債務不履行にはならない
民法に定められているように、賃貸人は貸借人に対して、賃貸物件を使用に適切な状態で使用させる義務を負っています。
そのため、賃貸物件に害虫が発生したときは、貸借人の使用に支障が出ないよう、一定の限度で害虫駆除義務を負っているといえるでしょう。
ただし、たとえすべて駆除できなかったとしても、害虫駆除の専門家に依頼して駆除をおこない、賃貸人として必要かつ可能な対応をおこなっていれば債務不履行にはならないと考えられています。
もしこれが原因として、貸借人が賃貸物件から引っ越しを希望したとしても、引っ越し費用を負担するなどの法的義務はありません。
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アパートに蟻が発生したときの駆除方法
アパートに蟻が発生したときに、自分でできる駆除方法を知っておくと役に立つかもしれません。
ここからは、アパートに蟻が発生したときの駆除方法をご紹介します。
蟻の通り道に殺虫剤を撒く
蟻の駆除方法としては、通り道に殺虫剤を撒く方法があります。
蟻は餌を発見したときに「道しるべフェロモン」を発して、列をつくり出しています。
蟻が列をつくっているのを見たときは、その通り道に殺虫剤を撒いておくと良いでしょう。
蟻が列をつくって通っている経路は、蟻の通り道になっている可能性が高いので、そこに殺虫剤を撒いておけば、蟻はその道を通ることができません。
まずは蟻の侵入ルートをつぶして、蟻が入ってくるのを防ぎましょう。
毒餌を設置する
見えている蟻を駆除したとしても、蟻の巣のなかにいる蟻を駆除しなければ、結局また大量発生することになってしまいます。
巣のなかにいる蟻も駆除したければ、毒餌を設置する方法が効果的です。
蟻の侵入ルートや移動ルート上に毒餌を設置しておけば、蟻が毒餌を巣に持ち帰り、巣のなかにいる蟻も駆除できます。
これは、蟻が餌を巣に持ち帰る習性を利用した駆除方法で、巣に持ち帰った餌を他の蟻たちが食べる習性により、数日後には効果が実感できるかもしれません。
蟻の侵入ルートや移動ルートがよくわからないときは、蟻がよく集まっている場所に設置してみましょう。
蟻の経路を消毒する
蟻を発見したときは、蟻がどこを通っていたのか、その経路に印をつけておくことが重要です。
蟻の駆除では、その印を頼りに、蟻の経路を消毒する方法が有効です。
蟻は目があまり良くないため、頭についている2つの大きな触覚でにおいを感知して方向や道を覚えています。
蟻はお尻から分泌されるにおいを道につけているので、そのにおいを頼りに他の蟻たちは部屋に侵入しています。
そのため、侵入経路を確認したうえで、アルコールを染みこませた布などで蟻の経路を丁寧に消毒し、においを消してしまえば安心です。
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まとめ
アパートに蟻が発生する理由は、食べ物が原因のケースが多く、壁や押し入れの隙間、窓のサッシ、排水溝などから侵入してくることもあります。
蟻が大量発生したら、まずは大家さんや管理会社に連絡をして、どうやって駆除するのか相談してみましょう。
蟻を駆除するには、通り道に殺虫剤を撒く、毒餌を設置する、蟻の経路を消毒する方法があります。
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