賃貸物件の条件決めや内見のポイントは？部屋探しの流れを解説！

賃貸物件を借りるときには、全体の流れを事前に把握しておくと、スムーズに部屋探しを進められます。
しかし、これから部屋探しをするにあたり、どのような条件を設定すれば良いのか、内見時にはどういった点に気を付ければ良いのかなどがわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、賃貸物件を借りるときに押さえておきたい部屋探しの条件や内見時のポイント、契約までの流れについて解説します。

賃貸物件の部屋探し！条件決めから検索までの流れ

部屋探しの第一歩は、自分に合った条件を決めることです。
適切な条件を設定すると、膨大な物件情報のなかから、理想的な賃貸物件を絞り込めます。
ここでは、部屋探しの条件を決めてから、賃貸物件サイトで検索するまでの流れを解説します。

条件①広さを決める

まずは、生活スタイルに合った広さを考えましょう。
一人暮らしでは1Kやワンルームの賃貸物件を借りることが一般的ですが、荷物が多い方や在宅ワークをする方には、1LDKや2Kなどの広めの間取りがおすすめです。
また、パートナーや家族と同居する場合には、人数やライフスタイルに応じて、2LDKや3DK以上の間取りを検討すると良いでしょう。

条件②エリアや駅からの距離を検討する

次に、生活の利便性を左右するエリアを決めていきます。
エリアを決める際には、職場や学校へのアクセス、スーパーマーケットや病院、公共施設など周辺環境の充実度を考慮しましょう。
また、駅から徒歩圏内にある賃貸物件が理想的ですが、駅から少し離れると同じ間取りでも家賃が安くなることがあります。
まずは幅広い条件で探すことをおすすめします。

条件③借りる賃貸物件の家賃の上限を設定する

賃貸物件の家賃は、一般的に収入の3分の1程度を目安だといわれています。
現在の収入をもとに、無理なく生活できる範囲で家賃の上限を設定しましょう。
家賃を設定するときには、管理費や共益費、駐車場代なども含めた総額を確認することが大切です。
さらに、引っ越し後の生活費を想定して、予算を調整するようにしましょう。

賃貸物件サイトで部屋探しをする

賃貸物件に求める条件を決めた後は、賃貸物件サイトを活用して部屋探しを進めましょう。
サイトでは「間取り」「エリア」「家賃」などを入力して、簡単に物件を絞り込むことができます。
ただし、情報が膨大なため、思うように部屋探しが進まないこともあるでしょう。
その場合、条件に優先順位を付けて検索するのがポイントです。
譲れないポイントと妥協できる条件を明確にすることで、効率良く部屋探しを進めることができます。

賃貸物件の部屋探し！問い合わせから内見までの流れ

賃貸物件サイトに掲載されている情報だけで、実際の雰囲気は確認できません。
自分の目で見て初めてわかることもあるため、気になる部屋が見つかったときには不動産会社に問い合わせをして、積極的に内見をおこないましょう。
ここでは、不動産会社に問い合わせをしてから、内見するまでの流れを解説します。

流れ①不動産会社への問い合わせ（予約）

気になる物件が見つかったら、不動産会社に連絡して内見の予約をします。
複数の物件を比較するために、1日に数件の内見をまとめておこなうことをおすすめします。
事前に希望日時を伝えると、スムーズに予約が取れるでしょう。

流れ②賃貸物件を内見する

後悔しない部屋探しのコツは、内見を徹底することに尽きます。
実際に賃貸物件を訪れることで、周辺環境や日当たり、騒音など写真では確認できない点を把握できます。
賃貸物件を内見する際に特にチェックしておきたいポイントは、以下のとおりです。

●部屋の広さや収納スペースが生活スタイルに合っているか
●設備（エアコン、コンロ、インターホンなど）が整っているか
●窓からの通風や日当たりは良いか
●周辺の治安や利便性に問題はないか

住んでからの後悔を防ぐためにも、気になる点は念入りに確認しておきましょう。
また、賃貸物件だけでなく、その周辺を散策し、日常的な買い物ができるスーパーマーケットが近くにあるかなど、生活環境を確認しておくことも大切です。

流れ③希望条件を再確認する

賃貸物件の内見後は、改めて希望条件を見直したうえで候補を絞ります。
この際、必要な条件と妥協できる条件を整理すると、より自分に合った賃貸物件を選びやすくなります。
また、内見をしたからといって、その部屋に申し込まなければならないわけではありません。
疑問点や不安点があれば、不動産会社の担当者に確認し、事前に解消しておきましょう。

賃貸物件の部屋探し！申し込みから契約までの流れ

内見で理想の物件が見つかったら、いよいよ契約の手続きに進みます。
ここでは、申し込みから契約までの具体的な流れを解説します。

流れ①申し込みをする

賃貸物件を借りる第一歩は、入居申し込み書を記入して、不動産会社へ提出することです。
入居申し込み書には、連帯保証人となる親などの住所や連絡先、勤務先などを記入する必要があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
また、申し込み時には、本人確認書類（運転免許証、マイナンバーカードなど）が必要となることが一般的です。
賃貸物件を借りる条件として保証会社の利用が掲げられているときは、保証会社への申し込み書も作成する必要があります。

流れ②入居審査を受ける

部屋探しの関門ともいえる流れが、入居審査を受けることです。
入居審査は、不動産会社や貸主が、申し込み者の支払い能力や信頼性を確認するためのプロセスを指します。
入居申し込み書をもとに審査がおこなわれるため、漏れなく正確に記載することが大切です。
また、不動産会社への訪問時や内見時の服装にも気を配りましょう。
入居審査の結果は、おおむね1週間ほどで伝えられます。

流れ③重要事項の説明を受ける

入居審査に通過したら、不動産会社から重要事項の説明を受けます。
これは、契約内容や物件の状態、契約条件に関する詳細な説明です。
聞き逃しや理解不足が後々のトラブルにつながることがあるため、不明点はその場で解消しておきましょう。
なお、重要事項説明を受ける際は、基本的に不動産会社の店舗へ足を運ぶ必要がありますが、オンラインで受けることも可能です。
もし遠方に住んでいて不動産会社へ行くのが難しい場合は、IT重説に対応しているかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。

流れ④賃貸借契約を交わす

重要事項説明に納得したら、賃貸借契約を締結します。
この際、敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用を支払う必要があるため、支払い方法や期日について事前に確認しておきましょう。
また、賃貸借契約書には、連帯保証人の署名や押印が必要となることがあります。
契約期日までに書類を揃えるためには、早めの準備が重要です。
必要書類を提出し初期費用を支払った後、賃貸物件の鍵を受け取ります。
入居予定日に合わせて、水道やガス、電気などのライフラインの手続きや引っ越しの準備などを進めておくと、新生活をスムーズに始められるようになります。

まとめ

部屋探しをするときには、まず広さやエリア、家賃など自分に合った条件を設定することが大切です。
気になる賃貸物件が見つかったら、不動産会社に問い合わせをして内見し、室内や周辺環境を細かくチェックしましょう。
内見を通じて理想の部屋が見つかったあとは、入居審査を受けて賃貸借契約を交わす流れです。