子育てファミリーにおすすめの賃貸物件は？3つの条件をご紹介！

より良い住まいを効率的に探すには、譲れない条件を絞る必要があります。
とくに子育てファミリーで賃貸物件に住むときは、1階や和室がある物件、バス便エリアの物件がおすすめです。
そこで今回は、子育てファミリーにおすすめの物件について、それぞれの理由をご紹介します。

子育てファミリーに1階の賃貸物件がおすすめの理由

子育てファミリーにおすすめの賃貸物件の条件は、1階であることです。
1階の賃貸物件にはさまざまなメリットがあるので、事前に把握しておくと良いでしょう。

1階のメリット①騒音を気にしなくて良い

賃貸物件の条件として子育てファミリーが1階を選ぶメリットには、騒音問題に対応しやすいことが挙げられます。
1階の部屋であれば、お子さんが走り回る音や生活音などが下階に響く心配がありません。
1階の角部屋は接する住戸がさらに少なくなるため、子育てファミリーにとくにおすすめです。

1階のメリット②転落事故の心配がない

賃貸物件の1階は、転落事故の心配をしなくて済むメリットがあります。
上階の部屋を選ぶと、目を離した隙に子どもがベランダなどから転落してしまうかもしれません。
また子どもが高所に慣れてしまい、高いところでも恐怖心がなくなる「高所平気症」になる可能性があります。
高所平気症になると事故が起きる確率も高まるため、事前に対策を講じる必要があるでしょう。
1階の部屋であれば、ベランダや庭で遊びたい子どもにも対応できます。
また、災害時の避難もスムーズです。
すぐに逃げ出せるため、さらなる被害につながる心配が少ないでしょう。

1階のメリット③外出が億劫になりにくい

1階の部屋は、外出が億劫になりにくいメリットがあります。
忘れ物をしてもすぐに取りに行けるため、子育てファミリーにはおすすめしたいポイントになっています。
荷物の運び出しもスムーズにおこなえるので、小さなお子さんがいてもストレスを感じにくいでしょう。
1階の部屋なら、赤ちゃんを抱っこしたままやベビーカーのままでも比較的簡単に外出ができます。
賃貸物件を選ぶときは、どのような暮らしをしたいかイメージしながら部屋を決めるのがおすすめです。

子育てファミリーに和室の賃貸物件がおすすめの理由

子育てファミリーにおすすめしたい賃貸物件として、畳がある間取りが挙げられます。
畳は小さなお子さんがいる家庭に重宝するため、賃貸物件選びで参考にしてみると良いでしょう。
ここでは、和室がある賃貸物件のメリットを3つご紹介します。
それぞれの特徴を知っておくと、スムーズに部屋探しが進むはずです。

和室がある部屋のメリット①フローリングに比べて床が冷たくない

畳がある和室は、フローリングと比較しても床が冷たくありません。
そのままの状態で寝転べるため、ハイハイなどをする赤ちゃんにも重宝するでしょう。
畳にはクッション性があるのも特徴で、赤ちゃんの手足に優しい構造となっています。
和室であれば、冬場でものびのびと子どもが動き回れるはずです。
とくに新生児期は足の裏で温度調節をするため、冬場に靴下を履かないケースがほとんどでしょう。
そのような環境でも和室は過ごしやすく、フローリングのように滑るなど怪我をする心配もありません。

和室がある部屋のメリット②防音性が期待できる

和室は防音性が優れているのが特徴です。
畳の上を子どもが走り回っても、フローリングより足音は響かないでしょう。
騒音問題は賃貸物件でよく起こるトラブルのひとつとなっているので、気になる方は事前の対策が必要です。
とくに活発なお子さんがいる家庭では、住宅の防音性を高めるなどの工夫を凝らす必要があります。
畳のある和室はフローリングより音が響きにくくなっていますが、それでも心配な方は畳の下に防音マットや吸音シートなどを敷くと良いでしょう。

和室がある部屋のメリット③調湿効果が期待できる

畳に使用されている「い草」には、調湿効果が期待できます。
調湿とは、周囲の湿度が高いときは水分を取り入れ、乾燥しているときは内部の水分を空中に放出することです。
これにより、室内の湿度が一定に保たれます。
とくに湿気の多い夏場では和室にいると涼しさを感じられ、寝苦しさも緩和できるでしょう。
産まれたばかりの赤ちゃんは温度変化に敏感であるため、快適な室温を保てる和室が活躍します。
これらから出産を控えている方や小さなお子さんを育てている方は、フローリングの部屋だけでなく和室の賃貸物件も候補に入れてみましょう。
物件を選ぶときは、和室の魅力もしっかりと押さえておくと、入居してから失敗したと後悔する心配がありません。
子育てファミリーの引っ越しは手間がかかるため、慎重に物件を探す必要があります。

子育てファミリーにバス便エリアの賃貸物件がおすすめの理由

鉄道の駅から近い賃貸物件が人気を集めていますが、子育てファミリーにはバス停が近い「バス便エリアの物件（バス便物件）」もおすすめです。
賃貸物件探しで迷ったときは、バス便エリアも候補のひとつとして考えてみると良いでしょう。
バスを利用して行き来する「バス便物件」のメリットは、以下の3つです。
実際の引っ越しで役立ててみると、より良い生活が手に入るでしょう。

バス便エリアに住むメリット①家賃が安くなる

バス便エリアは、駅から遠いケースがほとんどです。
そのため、駅から近い物件に比べると、家賃が安くなる傾向にあります。
子育てをしていると、生活費や教育資金など、ある程度まとまった費用が必要です。
住居費用にそこまでお金をかけられないケースも多く、家賃の安さが求められます。
そのような状況下では、バス便エリアの賃貸物件を借りるのがおすすめです。
住居費用を削減できるため、余った資金は貯金などに回せます。
子育てファミリーで賃貸物件を借りるときは、将来的な資金計画も入念に立てておく必要があるでしょう。

バス便エリアに住むメリット②子育て環境が良い可能性がある

駅から遠い物件は、子育て環境に恵まれている可能性があります。
駅から遠いと買い物環境を心配する方もいますが、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどがある賃貸物件を選べば困ることは少ないでしょう。
バス便エリアはバスで移動ができるため、バスに乗って市街地まで買い物に行くことも可能です。
駅から離れれば、大きな公園や河川敷など自然豊かなエリアも多くなります。
親子で遊べるスポットがたくさんある立地を選ぶと、お子さんものびのびと暮らせるはずです。

バス便エリアに住むメリット③バス停近くだと雨に濡れない

バス停近くの物件なら、雨に濡れる心配が少なくなります。
荷物が多いときにも、すぐに帰宅できるのは嬉しいポイントです。
そのほか、夏場の暑さを解消できるメリットもあります。
バスの車内なら徒歩や自転車と比べて自分の時間が持てるため、通勤・通学時に読書をしたり、ニュースをチェックしたりできるでしょう。
ただし、立地によってはバスの本数が少ない、車内が混雑するといったトラブルが生じる可能性があるので注意が必要です。
賃貸借契約を結ぶ前に、利用する時間帯のバスの本数や混み具合をチェックしておくことをおすすめします。
賃貸物件を探すときは、おすすめポイントだけでなく注意点にも目を向けることが大切です。

まとめ

子育てファミリーは騒音問題が気になるため、生活音が比較的響かない1階の部屋が向いています。
また、防音性や調湿効果が期待できる和室なら、子どもがのびのびと過ごせるでしょう。
バスで行き来するバス便エリアは、家賃が安くなる傾向があるので、住居費用を削減したい方におすすめです。