天神社の秋祭り
秋祭りの季節がやってきました。今年も各地で、秋祭りが行われていますが、秋に祭りが多いのは、やはり豊作を祈願してのことでょうか。
わが町に、天神社という菅原道真公を奉った神社が古くから存在しています。私は子供の頃から、この神社の近くに住んでいたので、とても馴染み深いものがあります。
天神社には、毎年10月16日と17日に、秋祭りが開催されます。10月に入る頃から、町内のあちこちに提灯が掲げられ、境内では夜になると太鼓台や地車の鐘や太鼓の練習をする音が聞こえてきます。町全体で、徐々に祭りの準備に入るこの雰囲気がまた良いんですよ!
子供の頃は、この雰囲気が好きでした。お祭りの当日は少し早めに学校から帰ってきて、ハッピを纏ってハチマキをして神社に向かうのです。そして、地車をひいて町内をまわる。特別感がありましたねえ。
6年生では、太鼓台の上で太鼓を叩く役に選ばれました。私よりも親が喜んでいたことを今でも覚えています。
時は経って、今では子供を連れてこの祭りに毎年行きますが、今年も大いに盛り上がっておりました。
今年は初めて、二番太鼓(二番とは、神社がある側の町の古い呼び名)が、三番の地車を中央環状線という大きな国道まで迎えに行くという、祭りの中でも大変見応えのあるシーンを観に行くことが出来ました。
これは、雄と見立てた太鼓台が、雌と見立てた地車を迎えにいってる意味合いがあるらしいです。背景を知ると、なかなか感慨深いものがあります。
皆さんの住む町にも、その地域ならではのお祭りかあると思います。人と人が協力をして、特別な1日を過ごす。こういったことも、自治として共生していく大切な営みであると思います。今年の秋祭りも大いに味わいました。