寛容に生きる
令和八年がスタートして、もう1月も下旬に差し掛かりました。
今年の目標を決めた人もそうじゃない人も、あまり災害人災が起こらない、
比較的平和に暮らせる1年でありたいものですね。
さて、NHKで年末特集として、「あの人に会いたい追悼2025」という番組が放送されていました。
巨人の代名詞ともいえる長嶋さん、日本のサッカーのパイオニア釜本さん、
92歳まで俳優をして舞台に立った仲代達矢さん、牡蠣の養殖を救った畠山重篤さんなど、
昨年亡くなられた著名人の映像とメッセージが綴られていく、本当に良い番組でした。
中でも、茶道家裏千家15代家元の千玄室さんの言葉は、心に残るものがありました。
「和敬清寂(わけいせいじゃく)」という、千利休の言葉です。
和は平和、調和
敬は敬いあう。
清は清らかな気持ちを持って
寂は一服の茶によって落ち着いた安全の気持ちを持つ。
総じて茶は、どんな人間にも安らぎを与えるものだということでした。
茶碗は丸く、茶は緑。これは地球だといえる。
そして、茶を「お先どうぞ」と皆が譲り合う。
そんな気持ちが世界中にあったら戦争など起こらない。
トランプ大統領がベネズエラを攻撃し、マドゥロ大統領を拘束しました。
ベネズエラ政権下によって苦しめられている国民も大勢いるとは思いますが、だとしても、
暴力で解決するのは反社会的勢力のやり方そのものではないか?とも思うのです。
千利休は「正義」という言葉を使わずに、「調和」という志を茶に託したのではないでしょうか?
認め合う。調和し合う。
これからの時代の大きな課題として、寛容に生きていきたいものです。