シンパシーからエンパシー
最近、教育の世界でも注目を集めている、人間関係を豊かにするコミュニケーションの1つとして、大切な考え方があります。
それは、『シンパシーからエンパシーへ』という概念です。
シンパシーというのは、例えば、可哀相な人がいた時に、可哀想だなぁと心から思う感情であり、一言でいうと『同情』にあたります。
一方でエンパシーとは、全く異なる価値観を持った人が、なぜそんな事を言ったんだろうとか、なぜあんな事をしたのだろう?というものを、理解しようする態度や技術のことを言うそうです。
シンパシーも大切なのですが、どうしても同意できない考えや自分と異なる意見に対しては、否定までいかなくても、なかなか共感することは出来ません。
しかし、違った意見や行動に同意は出来なくても、『理解する』ことは出来ます。
なぜそのような事を言ったのか。
なぜそのような行動をとったのか。
感情に任せるのではく、一度立ち止まってみる。そして相手の立場を考えてみる。意見は違っていいことを自覚する。
SNSでコミュニケーションを取ったり情報過多の時代です。シンパシーだけではなく、エンパシーという寛容な態度が人間関係を豊かにするキーワードの一つになりそうですね。
寒い日が続きますが、心身共に暖かくして過ごして下さいね。