「重要性」と「緊急性」
前回のブログでは、3つの寿命というお話をしました。
できる限り、健康を維持しながら生きていたい、それは多くの人にとって共通の願いであると思います。
さて、それでは、出来るだけ健康を維持して長生きをするには、どんな考え方や行動が必要なのか。そんな根本的な考え方についてお伝えします。
まず、人生の様々な事柄に、「重要性」と「緊急性」という軸を持ちます。その事柄には、重要性が高いものから低いもの、緊急性も高いものから低いものがあります。
それでは、極めて緊急性が高く、重要性も高いものとは一体どんな事柄でしょう。
例えば、癌などの大病です。癌が見つかり、放っておけば命に関わりますよね。その場合は何よりもまず、ちゃんと処置する事が大切なので、緊急性は高く、重要性も当然高くなります。
緊急性は高くても、重要性はそれほど高くないもの、と言うものはいかがでしょうか。同じ病気でも、風邪なんかはここにあたりますね。すぐに治すこと(緊急性)は必要ですが、風邪をひくこと自体は人生においての重要性はありませんから。
では、緊急性は低くても、重要性が高いものというと、いかがでしょうか?実はここがとても重大です。
代表的なものといえば、「健康」が当てはまります。健康であることは、言うまでもなく大切です。しかし、緊急性は伴いません。例えば、今日一日、お酒を沢山飲んでも、すぐに体が悪くなることはありません。今日、タバコをやめたからといって、急に健康になることでもありませんよね。
人間は、重要だけども、緊急を伴わない、別の言い方をすると、時間にまだまだ余裕があるとおもった事柄に対しては、後回しにする傾向があるのです。
そうすると、今日くらいいいやぁ〜という気持ちが勝ってしまい、ついつい後回しの習慣化が出来てしまうのです。
そうして、気がつけば、歳の割には血圧が上がったり、コレステロール値が増えてしまったり、糖尿や成人病など、生活習慣病に陥いる・・・。
ですから、やはり長く健康でいるためには、緊急性は無いけれども、人生において重要性が高いものを考え、毎日、毎日コツコツと行動を共にすることなんですね!
悪い習慣の奴隷をやめて、良い習慣を身につける。
これこそが、長く健康で生きられる重要な考え方、行動です!一度、「重要性」の高いものを整理してみましょう!