過去最大の値上げ予定!今年10月からの火災保険
今年の10月は、火災保険が過去最大の値上げをすることをご存知でしょうか?近年、大きな災害が続いたことや、物価上昇により、現在の保険料では維持が出来なくなったというのが大きな原因です。
では、保険料はどのくらい上がるのでしょうか?
これを知るために、とても便利なサイトがあります。「損害保険料率算出機構」のホームページです。
損害保険料率算出機構のホームページの、「保険料率の算出」というタブから、「火災保険参考純率」というページを開きます。
下にスクロールして「都道府県別水災等地別改定率の例」をクリックすると、各都道府県別の改定率がズラリと並んでいます。
火災保険の値上げは、都道府県別になっており、平均すると13%の値上げになりますが、近年、災害が多かった九州や沖縄では、20%を超えるところも見受けられます。
また、同じ県内でも、1〜5の等級に分別。水災リスクのあるところから、リスクが低いところまでを5つの地域に分け、細かく保険料を算出しています。
そして、建物の構造によっても保険料が変わります。
柱がコンクリートで出来ているマンション、鉄筋の戸建て、そして木造の戸建てと3種類に分かれており、それぞれのリスクによって計算されています。
では、これを気に火災保険の見直しをするべきなのでしょうか?実はそうではありません。火災保険は、5年や10年、中には35年という長い期間の契約をしています。(今、新たに契約する方は最長で5年となりました。)
ですので、まだまだ更新の時期は先だ、という人にとっては、わざわざ入り直しをするメリットはありません。
ではどんな方が有効か?といいますと、今年の10月以降、すぐに更新時期が来る方です。
その方にとっては、値上がり後の保険料で更新をするよりも、今の保険料率が適応される10月手前で、新たに契約をやり直す方がメリットはあるかと思います。
この際に注意すべき点は、都道府県別水災等地別改定率はあくまで料率参考団体が算出した保険料率ですので、実際の契約している保険会社の保険商品の改定率とは異なります。
しっかりとリサーチした上で、見直しをすることをオススメ致します。