
大阪戦没者追悼式
今日から8月に入りましたね。
疲れが残る暑い毎日ですが、体調を整えながら今月も乗り切りたいと思います。
さて、7月29日に今年も大阪国際交流センターにて、大阪戦没者追悼式が挙行され、例年のごとく私も参列させていただきました。

今年は戦後から80年の節目となりました。さまざまな国際情勢の中、課題は多々ありながらも日本が戦禍に巻き込まれずにここまで来れたことは、本当に有り難いものです。
ご承知の通り、先の大戦では310万人もの日本に住む方々が亡くなられました。その多くは、戦地へ行くことを余儀なくなれた方、また内地で空襲等にあわれた方、住んでいる地域が戦地となり命を落とした方という、まさに国策が生んだものでした。
このような国策を二度と行わない、起こさせないためにも、戦争を学び、政治を監視する知性と知識を我々が研鑽しなければなりません。これは我々の義務だと思います。
追悼式には「平和への誓い」として、子どもたちが戦争体験者の話を聞いて思ったことを発表する時間がありますが、ある小学5年生の言葉が非常に心に残りました。このようなお話でしたので、ご紹介させて下さい。
その小学生は、祖母からこのようなお話を聞いたそうです。ひいおじいちゃんが終戦後、満州から帰ってきて生まれたと。
ということは、ひいおじいちゃんが生きて帰ってこれなければ、おばあちゃんも私自身も、この世に生まれていないことになる。そこで学生は気づいたそうです。
『戦争が起こると、戦いに行った人だけが亡くなるのではなく、その人の後に続く子どもたち孫たちの人生も失くしてしまう』と。
もし戦争で命を失った、若い方々が、生きていたら紡がれた命があった。戦争は後世にまで命を奪うものだという視点に、私も非常に感銘を受けました。
世界中では、まだまだ戦争や紛争が絶え間なく続いています。平和とは何か。生まれてきた命とはなにか。一人一人が今一度、その言葉に向き合ってみる。とても大切なことだと思います。
本日も皆さんにとって、素敵な一日となりますように✨✨